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フォルダの更新と移動

到着したメッセージを +inbox フォルダに移動し、一覧を表示するには `i' を使います。一覧は、+inbox フォルダの Summary モードの最後に挿 入されます。

このときパスワードを訊かれることがあります。パスワードを入力する際の注意 事項については、See section さぁ始めよう! を参照して下さい。パスワードを何回も入力す るのが面倒な人は、パスワードを保存する機能を利用して下さい。これには以下 設定が必要です。

(setq mew-use-cached-passwd t)

パスワードの保存機能を使うと、パスワードが保存されている間は、パスワード の入力を省略できます。パスワードは Emacs の中に保存されていますので、席 を空けて Emacs が他の人に使用されることがないよう注意して下さい。

フォルダの一覧を再表示するには、`s' を使います。このコマンドを対話 的に使うと範囲を訊いてきます。Mew で重要な範囲の意味を以下に示します。

`update'
「Summary モードの最後のメッセージの次」から「フォルダ内の最後のメッセー ジ」まで。つまり、Summary モードと実際のフォルダ内のメッセージの差分。
`all'
フォルダ内のメッセージすべて。Summary モードの表示がおかしくなったときに、 内容を一新するために用いる。

+draft 以外のフォルダでは、デフォルトの範囲が `update' となっていま す。ですから、`s' の後に `RET' を押すだけで、現在のフォルダに 対し最新の一覧を得られることになります。+draft のデフォルトの範囲は `all' です。

Mew ではあまり重要ではありませんが、以下の範囲も指定できます。

`<num1>-<num2>'
<num1> から <num2> まで。
`<num>:N'
<num> から N 個。
`<num>:-N'
<num> までの N 個。
`first:N'
最初から N 個。
`prev:N'
現在のメッセージまでの N 個。
`next:N'
現在のメッセージから N 個。
`last:N'
最後のメッセージまでの N 個。

フォルダの移動には `g' を入力して下さい。フォルダ名は `TAB' で 補完できます。もし、移動した際に Summary モードの一覧が古いと判断した場 合は、自動的に差分を追加表示します。

出てきたコマンドを以下にまとめます。

`i'
到着したメッセージを +inbox フォルダに移動し一覧を表示する。
`s'
フォルダの一覧を再表示する。
`g'
フォルダを移動する。


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