草稿を書き上げ送信する準備ができたら、`C-cC-m C-cC-c' と入力して下 さい。
たとえば、以下のようなメッセージを送る場合を考えます。
To: pooh Subject: PGP/MIME を使おうよ X-Mailer:Mew version 1.94 on XEmacs 20.4 ---- Mew がセキュリティ・マルチパートをサポートしました。 --かず
`C-cC-m' まで入力すると、以下のようになります。
To: winnie-the-pooh@100acre.woodwest.uk Subject: PGP/MIME =?iso-2022-jp?B?GyRCJHI7SCQqJCYkaBsoQg==?= X-Mailer:Mew version 1.94 on XEmacs 20.4 Mime-Version: 1.0 Content-Type: Text/Plain; charset=iso-2022-jp Content-Transfer-Encoding: 7bit Mew がセキュリティ・マルチパートをサポートしました。 --かず
ここで注意して頂きたいのは、Content-Type: に Text/Plain を選び、charset を推測していることです。
次に `C-cC-c' と入力すると通常のテキストメッセージを送れます。メッ セージはバックグランドで送信されます。このように `C-cC-m' は MIME の作成、`C-cC-c' は送信です。Mew では「できるだけ見たままのメッセー ジを送信する」というポリシーがあるので、ユーザに明示的に MIME を作っても らうことにしています(今までに余分な .signature や Fcc: が勝手に付けられ ていやな思いをした人はいませんか? :p)。
エラーが起きた場合は、"*Mew watch*" バッファを表示します。エラーが生じて 消えなかった "*Mew watch*" バッファは、`C-cC-q' で消せます。多くの 場合、草稿は +draft フォルダに残っています。そこで、Summary モードで `g' と押して +draft フォルダに移動し、+draft フォルダの Summary モー ドで `E' を押して再編集して下さい。
メッセージの送信が終っていないのに、`C-xC-c' で Emacs を終了させよ うとすると、
Active processes exist; kill them and exit anyway? (yes or no)
と訊かれます。"*Mew watch*" バッファがなくなってから終了させて下さい。
`C-cC-m' は省略できます。この場合、MIMEを自動的に作った後に
The header was modified. Send this message? (y or n)
と訊いてきますので、`y' を入力して下さい。Mewでは、見たままのメッセー ジを送信することをモットーにしているので、Mew が勝手にメッセージを書き換 えた場合は、このように質問を受けます。
すべてのメッセージ作成方法で `C-cC-m' を省略して構いません。ただし、 見たままのメッセージを送信したい人は、`C-cC-m C-cC-c' と入力する癖 を付けることをお勧めします。
カーソルのある場所に "~/.signature" を挿入するコマンドは `C-cTAB' です。シグニチャファイルは、`mew-signature-file' で設定できます。 `mew-signature-as-lastpart' や `mew-signature-insert-last' を 設定することで、`C-cTAB' の動作をカスタマイズできます。
出てきたコマンドを以下にまとめます。