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メッセージのソート

フォルダ内のメッセージをソートするには `S' を使います。このとき次の ようにどのフィールドでソートするか訊いてくるので、ソートしたいフィールド 名を入力して下さい。

Sort by? (default date): 

指定したフィールドに書かれている文字列は単純に文字列比較でソートするべき ではありません。たとえば、Subject: はテキストと考えてよいのですが、Date: は日付、X-Mail-Count: は数字と考えてソートすべきです。このように文字列を どう取り扱うかをモードと言います。ソートによく指定されるフィールド名に対 するデフォルトのモードは `mew-sort-key-alist' で設定されています。

ソートのモードを明示的に指定、変更したい場合には `:' で区切って指定 します。たとえば X-Mail-Count フィールドの内容を(テキストとしてではなく) 数値とみなしてソートしたい場合には、次のように入力します。

x-mail-count:num

なお、文字の大文字、小文字は区別しません。また、フィールド名やモードは `TAB' で補完できます。

"Sort by?" と訊かれる際のデフォルトのフィールド名は、 `mew-sort-default-key' で設定できます。以下は、デフォルトの "date" を "x-ml-count" に変更する例です。

(setq mew-sort-default-key "x-ml-count")

`mew-sort-default-key-alist' で、フォルダごとにデフォルトのフィール ド名を設定することもできます。ここで指定しなかったフォルダでは、デフォル トのフィールド名として `mew-sort-default-key' の値が使われます。以 下は、+inbox フォルダでのデフォルトを "subject" に、+mew-dist フォルダで のデフォルトを "x-mail-count" に変更する例です。

(setq mew-sort-default-key-alist
      '(("+inbox" . "subject")
        ("+mew-dist" . "x-mail-count")))

ソートに関するコマンドをまとめると以下のようになります。

`S'
入力したフィールドを用いてフォルダ内のメッセージをソートします。 `C-u S' のように prefix を付けると、リージョン内のメッセージのみを ソートします。
`mS'
`*' マークの付いたメッセージをソートします。


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